Nayutaの広報、Hitomiです!
今回は、絶対に失くしてはいけないRecovery Seedの保管にCrypto Steelを使ってみました。
この記事は、1. Crypto Steelとは何か、2. Crypto Steelの使い方、3. Crypto Steel自体の保管方法、という3構成になっています。前回記事(Trezorを使ってみた!前編)で、Rcovery Seedについて書いていますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
1. Crypto Steelとは何か
Crypto Steelとは、Recovery Seedやパスワード、秘密鍵などを保管できるオフライン手段です。イギリスのSWORD社が提供しています。単体でも購入することが出来ますが、Trezorの公式ショップからTrezorとセットで購入することも可能です。
Recovery Seedの保管方法はいくつか考えられるのですが、まずオンラインやコンピュータ上では絶対に保管してはいけません。写真として残しておくのも禁止です。これは、ハッカーからコンピュータ攻撃を受けると、Recovery Seedがハッカーの手に渡り、そのまま仮想通貨を盗み出されてしまう、といったリスクを避けるためです。
また、紙での保存も十分とは言えません。誤って他の紙書類と一緒に捨ててしまったり、火事など災害にあって失くしてしまったり、といったリスクが考えられるからです。
一方、Crypto Steelはその名の通りスチール製なので、火事や水害にあったとしても安全に自分の手元で保管し続けることができます。
出典:https://cryptosteel.com/
2. Crypto Steelの使い方
前回記事では、Recovery Seedはリカバリーシートに記入して保管していました。今回は、そのRecovery SeedをこのCrypto Steelに移します。
1. 箱を開封します。箱の裏側が説明書になっているので、それに従っていきます。
2. Cryto Steel本体と、アルファベットが刻まれた小さなスチール製のパーツが同封されています。パーツは飛び出る可能性があるので、箱を覆っている透明のフィルムを慎重に開けます。
3. 本体をスライドして開けます。表に1-12、裏に13-24までが刻まれている板が出てきます。
4. 右端をドライバーで回しながら、指で指している部分を引っ張り出します。
5. リカバリーシートを見ながら、1番目の英単語(今回はWineを例にします)のパーツを用意します。
6. 本体の1番目の列に英単語を入れます。入れにくいので、ドライバーなどを使って押し込んでください。リカバリーシートと同じように順番通りに、正確に、入れていきます。
※本体には1単語につき4文字までしか入りませんが、Recovery Seedは4文字目が分かると自動的に1単語に絞られるようになっています。ですので、4文字のみを保管することになります。
7. 24単語すべて埋めたら、完成です。リカバリーシートはシュレッダーで細かく刻んで捨てましょう。
3. Crypto Steel自体の保管方法
Recovery Seedを保管するために有効なCrypto Steelですが、このCrypto Steel自体をどこに保管するかということを考えなければいけません。金庫など安全な場所に保管しましょう。
また、高額の仮想通貨を持っているならば、XapoやCoinbaseが提供する保管サービスなどを利用してもいいかもしれません。