BRD ウォレットについて

Nayutaの広報、Hitomiです!

今回は、BRD ウォレットを紹介します。ウォレット紹介シリーズの最終回です。これまで見ていただいた皆さんありがとうございました!

この記事では、BRD の特筆すべき特徴を、ウォレットを実際に操作したときの画像も交えながら説明していきます。使い方に関しては、他の方がきれいにまとめている記事があると思うので、そちらを参考にしてください。


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出典元:BRD 公式WEBサイト

概要
BRD ウォレットは、数種類の仮想通貨が保管できるマルチアセットウォレットです。他のウォレットに比べてオプショナルな機能はやや少なめですが、基本的な機能は備わっていますし、シンプルで見やすいため、初心者にとっても使いやすいウォレットです。

本情報
URL: https://brd.com/
もともとBreadwalletという名前でしたが、2017年9月にBread、2018年2月にBRDに統一をしています。2018年の上半期時点では、170か国で130万以上の新規ユーザーを獲得しています。セキュリティ、シンプルさ、プライバシーを重視したウォレットです。
Android / iOS で使うことが出来ます。日本語に対応しています。

2018年12月12日現在の最新バージョンは、以下の通りです。
3.5.0 (Android)
3.5.2 (iOS)


特徴 

1: オープンソース開発です。C言語で書かれたライブラリも持っています。

2: マルチアセットウォレットです。ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イサリアム、そして人気TOP100のERC20トークンに対応しています。2

図1: それぞれの市場価格も表示されていて見やすい

3: SPVです。プライマリーノードと言われているノードが1つだけ表示されています。どのノードにいくつ繋がっているか、アプリ内で確認することは出来ませんが、一定時間経ったり、再ログインしたりすると、別のノードが表示されます。ですので、ランダムなノードに繋がっていると考えて大丈夫そうです。また、マニュアルモードに切り替えれば、特定の信頼できるノードにつなぐことが出来ます。

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図2: 表示されるノードが変更される

4: 2018年11月16日より、Segwit(Bech32・P2WPKH)に対応しています。デフォルトでは、通常のアドレス(P2PKH)が生成されます。

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図3: 「Segwitを一度有効にすると無効に出来なくなるがいいか」と
警告してくれる

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図4: 有効にすると生成されるアドレスは、bcから始まる

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図5: 有効にしたあとも引き続き、
「設定」から通常アドレスを生成することが出来る。
通常アドレスは1から始まる

5: HDウォレットです。もし、日本語設定のスマホを使っていれば、復元フレーズは日本語で表示されます。

6: トレーディング機能があります。

7: BRDトークンがあります。BRD トークンは特定の数(88.862.718 BRD)しか生成されません。過去にエアドロップも行われたようです(2018年4・5月頃に、1回/週のペースで計4回)。BRDトークンの詳細や特徴はこちらこちらなど参考にしてみてください。

8: ビットコインやイサリアムが購入できます。クレジットカードやSEPA Bank Transferが使えます。(他のコインは別のコインと交換することで入手します。)

クレジットカードはUSDのみで使用可能です。例えば、JPYで購入しようとしてもできません。

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図6: この後Simplexを通して購入手続きをとる

9: 年中無休のサポート付きです。Google PlayやRedditを見ていると、返信率はかなり高いようです。

10: 秘密鍵をインポートすることが出来ます。


感想

冒頭にも述べましたが、シンプルで色鮮やかなUIなので、ストレスレスに使うことが出来るウォレットです。また、サポート体制や広報の仕方を見ていると、ユーザーとの会話を大事にしているような印象を受けました。

ウォレットを選ぶ場合は、セキュリティやプライバシー保護はさることながら、使い勝手とどれほどの機能を自分は必要としているか、という観点からみていくといいのではないかな、と思います。